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SNS運用の課題解決を目指すプロダクト開発の裏側

こんにちは。コムニコのプロダクトデザイン局でWebエンジニアをしている尾下です。
この記事は、主に転職活動中のエンジニアや、自社プロダクトの開発現場に興味がある方に向けて、

・具体的にコムニコではどのような流れで開発を行っているのか?
・どんな人がコムニコの開発チームにあっていそうか?
・コムニコの開発チームのこだわりは?

といった疑問にお答えする記事です。

この記事を読んで、コムニコ入社後にどんな環境でどんな成長ができるのか、少しでもイメージしやすくなればうれしいです!

何を開発しているのか

まずは、コムニコのエンジニアが何を開発しているのかを紹介します。
コムニコでは、2つの自社プロダクトを開発しています。
どちらも「SNSアカウント運用担当者の課題を解決すること」という共通の目的を持っています!

特徴的なのは、TwitterやFacebook、InstagramといったSNSプラットフォームのAPIを組み合わせて開発しているという点です。
SNSプラットフォームのAPIの情報を常にキャッチアップする必要があり、仕様変更やアップデートがあればプロダクトの仕様も変更しています。

また、現在はプロダクトのユーザー数がありがたいことに右肩上がりで増え続けている状況です。
こうしたユーザー数の増加に伴い、ユーザー様のご要望や機能面の改善はもちろん、スケールしやすい設計に見直していく内部の改善も積極的におこなっています。

1日のスケジュールと開発の流れ

次に、コムニコのエンジニアの1日の具体的な流れについて紹介します。

Webエンジニア 尾下の場合

⏰9:55 業務開始
10時から朝会があるので、その前にタスクの確認などをおこないます。
基本的にはリモートワークで、コミュニケーションには主にDiscordを使っているので、業務を開始するタイミングでDiscordのボイスチャンネルに入るようにしています。
フレックスタイム制なので、その日の都合や気分などによって開始する時間を自由にずらしています。

⏰10:00 朝会
チーム全体でタスクの進捗具合や共有事項などについて話します。
休暇予定などの共有はここでおこない、状況を把握します。

⏰10:20 作業開始
タスクを進めます。作業中も常にミュート状態でDiscordにログインしているため、何かあった場合には気軽に声をかけ合い、メンバー間で相談できるようにしています。

⏰12:30 お昼休憩
好きなタイミングで1時間程度休憩を取ります。
特に時間は決めておらず、いつも実装などが一区切りついたタイミングで休憩を取っています。

⏰13:30 作業再開
午前中と同様、タスクを進めます。作業中の気軽な相談などはDiscordで行いますが、社内の会議などはGoogle Meetでおこないます。

⏰19:00 業務終了
Discordのボイスチャンネルから退出して業務を終了します。10:00〜19:00の時間帯で業務をおこなうことが多いです。面接などの対応が遅い時間にある場合は、その分お昼休憩を長めに取ったり、業務を開始する時間を遅らせたりして、勤務時間を調整しています。

普段はこんな感じの環境で作業をしています!

次に、開発業務の流れについて紹介します。

アイデア出し
プロダクトを良くするためのアイデアを思いついたら、チームメンバーに共有します。
アイデアの共有はMicrosoft Teamsを使ってチャット上でおこなっているので、各メンバーが空いたタイミングで確認できるようにしています。
エンジニアも主体的にアイデアを出している点が特徴的です。

計画
発案されたアイデアの中から、有効性のあるものを判断し、リリースに向けて計画を立てます。UIの変更が必要なものはデザイナーにUIデザイン案を作成してもらいます。

見積もり
リリース内容に関連する箇所のコードや仕様を確認しながら、必要なAPIやUIコンポーネントを洗い出し、工数を見積もります。
アイデア出しや計画はエンジニア以外のメンバーも行っていますが、見積もり以降の作業はエンジニアがメインでおこないます。

仕様作成
APIやUIコンポーネントを実装するための仕様書を作成し、実装タスクを作ります。
なるべく他のメンバーが見ても問題なく実装ができるような仕様書の作成を意識しています。

実装
実装タスクを進めます。実装後はレビュアーを2名アサインし、コードレビューをおこなっています。

テスト
リリースの機能ごとに動作確認を行います。リリースの担当者がおこなうか、オフショア会社のテスターに依頼しています。

ステージング環境・本番環境に反映
開発した機能をステージング環境に反映し、動作の確認後、問題がなければ本番環境に反映します。
現在は月に1回の頻度で本番反映をおこなっています。
本番反映してしばらく経った後、ログを確認してリリースした機能がユーザー様に使われているかどうかを確認しています。また、リリース後に振り返り会もおこないます。

基本的に必要な作業は自分たちで考えてタスク化しています。
無理のないスケジュールを自分たちで立てており、クオリティの高い状態でリリースできるように意識して取り組んでいます。

コムニコの開発チームでは、リリース内容ごとに担当者を決めて開発を進めているので、フロントエンド領域や、バックエンド領域で担当を分けていません。
そのため、Webアプリケーション開発全体の知見が各メンバーにたまりやすい現場なのかなと思います!

コムニコの開発チームに適した人物とは

コムニコの開発チームはプロダクト志向が強く、アウトプットにこだわりを持っているメンバーが多いです。プロダクトをより良くするために、メンバー全員が積極的に改善案を出しています。

ここまで紹介してきたことを踏まえて、開発チームで活躍できそうな人の特徴をまとめてみました。

・ユーザーの本質的な課題を解決するために開発がしたい
・作ったものに誇りを持ちたい
・チームで開発していきたい
・プロダクトやチームを大きく成長させていきたい
・機能のアイデアを積極的に出していきたい
・技術的負債を解消し、プロダクトの内部を健全な状態にしたい

逆に、以下のような人は、今のフェーズではマッチしない現場かもしれません。

・たくさんの新規プロダクトを0から作っていきたい
・上司や顧客、周りからの依頼に従って開発を行いたい
・決められた手順通りに作業をおこなっていきたい

現在はチームとプロダクトをさらに大きく成長させていく段階なので、「自分もチームもプロダクトも成長させていく」といったマインドの人が向いている現場なのかなと思います!

プロダクト開発でこだわっていることは何か

コムニコの開発チームがプロダクト開発で意識していることは大きく分けて2点あります。

・使いやすさにこだわりを持っている
・SNSプラットフォームに対して健全なプロダクトを作る

1点目は、使いやすさにこだわりを持っているという点です。
本質的にユーザー様のためになっているかを常に意識し、誇りが持てる状態でアウトプットできるよう心がけています。

コムニコには、実際にプロダクトを使ってSNS運用をしている社員がいるので、使用感や要望などをヒアリングしやすいのが大きな強みです。
「本当にここまでの機能を必要としているのだろうか?」といったことで悩んだ時、実際にプロダクトを使っている社員にすぐに聞けるので頼もしいです。使いやすさを追求したくなる環境ですね。

2点目は、SNSプラットフォームに対して健全なプロダクトを作るという点です。
コムニコの開発チームでは、基本的にSNSプラットフォームが公式に公開しているAPIを使って機能を実装するようにしています。
「SNSの規約的に良くないけれど、技術的には実現できるからプロダクトの機能に追加してみる」といった判断はせず、SNSプラットフォームの規約を遵守してプロダクトを開発しています。

コードを見ながら話す尾下(左)と白川(右)。内部品質にもこだわってます。

なぜコムニコでエンジニアをやっているのか

転職活動中のエンジニアにとって、「コムニコのエンジニアがコムニコにいる理由」は気になるポイントだと思います。

今回は私の例を紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてください!

〜簡単な自己紹介〜
・新卒でSIer系の中小企業に入社
・3年間エンジニアとして働いた後、コムニコに中途で入社

前職では、以下のような悩みがありました。

「エンドユーザーまでの距離が遠く、開発したものに対するユーザーのフィードバックがわからない」
「機能面の改善案を出しても工数が増えるだけで利益が出ないため、決まった内容通りに開発することしかできない」
…etc

受託開発(特に2次請け、3次請け)ではよくある悩みかもしれません。
納期厳守のため、仕様変更が入るとデスマーチが起こることもしばしば。

そういった環境を変えたいと思い、転職活動をしてコムニコに入社しました。入社してから2年経ちましたが、今私がコムニコにいる理由をまとめてみると、以下のような感じになります。

・ 1プロダクトの開発を主担当で任されていて、それにより得られる経験値が大きく、エンジニアとして市場価値が上がることを日々実感できる
・ 
既存プロダクトの技術的負債を改善することで得た教訓を活用し、より良 いプロダクトを生み出していくことができる
・ 多くの人が利用しているSNSのAPIを組み合わせて開発することがシンプルに面白い
・ ユーザーの本質的な課題を解決するために開発できるチーム文化が魅力的
・採用活動にも関わることができ、組織を作るという点においても主体的に     関われる
・ 貢献した成果が年齢に関係なく評価される
(働き方が柔軟で、猫と過ごしながら在宅で働くことができる)

入社前の悩みはすっかり解消され、今はどうやったら「もっと安定感のあるプロダクトにできるか」「開発のアウトプットを安定して上げられるか」といったことに良い意味で悩まされています。

カジュアル面談で「SIerからでも入社できますか?」みたいな質問をいただくことが多いです。
私がそうだったので、同じような悩みやマインドを持っている人にとっては、良いモデルケースになるのではないかなと思います。

おわりに

今回の記事では、コムニコで働くエンジニアはどのような業務をおこなっているのか、こだわっているポイントは何なのかについて紹介しました。
エンジニアの雰囲気が少しでも伝われば嬉しいです。

また、こちらの記事では、開発業務だけではなくチームにおけるコミュニケーションの手法や働き方についても紹介しています。ぜひ読んでみてください!

ご興味を持っていただいた方は、ぜひ一度、カジュアル面談をしましょう!こちらもぜひご覧ください!
Webエンジニア
テックリード

最後まで読んでいただきありがとうございました!