―オフィスではなく“拠点”。みんなが集まる場所を作りたかった。代表取締役が新拠点に込める思いとは。
初めまして、22卒入社の寺尾です。
今回は、コムニコの新拠点「KAMIYACHO Connection Base(神谷町 コネクション ベース)」(以下KCB)の設立にあたり、代表取締役の長谷川 直紀にインタビューしました!
こちらの記事では、拠点移動のきっかけやこだわりのポイント、新拠点を軸に目指していきたいコムニコの姿をご紹介いたします。
▼新拠点設立までのストーリーはこちらの記事をお読みください。▼
※写真撮影時のみマスクを外しています。
〜KCB設立までの道のり〜
Q:拠点移動のきっかけはあったのでしょうか?
長谷川:大きなきっかけはなかったのですが、2020年からリモートワークに移行したことで、メンバー同士のコミュニケーションの機会が減ってしまったことや、新しく入社されたメンバーの教育の部分で、課題を感じていました。ですが、2020年から2021年は上場の準備などでバタバタしていて、落ち着いたタイミングで、移転についてしっかり考えるようになりました。
寺尾:メンバーのみなさんからも、新メンバー教育は対面で実施したいという声があったのでしょうか?
長谷川:自分が働いている姿が見せられないことや、研修の段階で密に連絡が取れないことに対して、既存メンバーからの意見はありましたね。
Q:KCB設立にあたって、苦労した点はなんでしょうか?
長谷川:1番大変だったのは物件選びですね。コスト・アクセス・間取り・設備など、複数の条件に合う物件を探すのに時間がかかりました。特にキッチンを設置できる物件は限られていて、書類だけでも結構な数を見ました。
寺尾:その中でこの物件を選んだ理由はなんでしょうか?
長谷川:物件の形も綺麗で、キッチンも設置できるところが良かったからです。他にも2面採光なので景色もよく、明るい雰囲気が気に入りました。ビルの外観もとても綺麗でここにしようと決めました。施設以外ですと、来年、虎ノ門・麻布台プロジェクトが竣工した場合、拠点の最寄駅である神谷町駅と、六本木一丁目駅が地下でつながり、東京メトロ南北線が使えるようになるなど、アクセスが良くなるのもいいなと思いました。
寺尾:拠点移動を決めてから10月13日の移動完了までは、どのくらい時間がかかったのでしょうか?
長谷川:移動の議論をしはじめてからだと、1年くらいかかりましたね。本格的に物件を見始めたのが春くらいからでした。
Q:KCBのコンセプト考案や設立に向けて、社内でワークショップなどを開催されていましたが、メンバーの意見も反映させようと考えた理由はなんでしょうか?
長谷川:1番の理由は、メンバーを巻き込むことでプロジェクト自体の関心を高め、新拠点に来てもらいたいからです。ワークショップに参加してくれたメンバーが、他のメンバーに新拠点に関する話をすることで、社内全体の注目を集めたいと思いました。
寺尾:私もワークショップに参加したメンバーからコンセプトについての意見を聞かれ、実際に関心が高まりました。
長谷川:やはり、拠点を利用するのはメンバーなので、さまざまなレイヤーや職種の人から意見を集めることはやって良かったなと思っています。
Q:撮影スタジオや、キッチン、小上がりのステージなど、以前のオフィスにはない要素がたくさんありますが、KCBのこだわりポイントはどんなところですか?
長谷川:一般的なオフィスのようにはしたくなかったので、机や椅子、外壁などは、オフィスであまり使用されないものを使いました。作業スペースに関しては、集中するスペースと雑談するスペースに分けたことで両方のニーズを満たせるように設計しました。他にも、ライブラリースペースは他のメンバーがおすすめする本などを置き、普段本を読まない人にも読んでもらえるように用意しました。
寺尾:施設の構造が「ロ」の字のように一周できるのが印象的だったのですが、設計段階から意識されていたのでしょうか?
長谷川:そうですね。フロアを回遊できるようにすることで、人と人との接点が生まれやすい設計を意識していました。
寺尾:なるほど、ちなみに、小上がりはどういった目的で使用してもらいたいのでしょうか?
長谷川:以前東銀座に自社オフィスがあった時は、ボードゲームなどがありメンバーの交流ができるようになっていたので、今回も部活動などで利用してもらいたいと考えています。
〜拠点を移動してからのコムニコ〜
Q:KCBに移動して、メンバーからはどのような声があがっていましたか?
長谷川:大きい窓による開放感や、アートやインテリアが良いという声が上がっていますね。他にもオフラインのメリットである、コミュニケーションの取りやすさについても、ポジティブな意見がありました。
寺尾:たしかに、以前はシェアオフィスだったので誰が同じ会社のメンバーかわからなかったのですが、現在は全員が社内のメンバーなので安心感がありますね。
Q:今後、KCBで実現したいことや、メンバーにどういった影響が広まっていくことを目指していのるか、おうかがいしたいです。
長谷川:メンバーにオフラインで働くことの良さを再認識してもらい、雑談などのコミュニケーションからアイデアが生まれる体験をしてもらいたいですね。どうしてもリモートワークに慣れてしまうと、家を出るのが面倒になってしまう可能性もあると思っています。それは良くないと考えているので、メンバーには本当の意味でのハイブリッドな働き方をしてもらいたいです。
他にも、メンバー同士の交流が深まるランチ企画や、キッチンを利用しメンバーが料理をみんなに振る舞うなどのイベントも考えています。こういったさまざまな要素から、来たくなるような拠点を目指しています。
寺尾:確かに、雑談などメンバー同士のコミュニケーションが増えると、新しいアイデアが生まれたり新しいビジネスの発掘にもつながりそうですよね。楽しみです!
Q:10月20日に「ad:tech tokyo 2022」で株式会社ABALのVR体験ブースを用意したりと、SNSマーケティング以外の新しい領域に挑戦しています。ここにはどのような狙いがあるのでしょうか?
長谷川:インターネット上でビジネスをやっている会社として、新しく生まれたものや変わる可能性のある領域に関心を持つ必要があると思っています。
VR・メタバース・NFTなどは、上手くいけば世の中に定着し一般的になっていくと考えています。これらの領域は、SNSマーケティングと絡んでくると想定できるので、先んじて、前述した領域の技術を持っている企業と一緒に、SNSマーケティングとメタバースを絡めた事業などを展開したいと考えています。
寺尾:コムニコが、InstagramやTwitterの運用支援を始めた時のように、その時は一般化していないものでも、挑戦しておくことで普及した時に遅れを取らないよう動いているのですね。
長谷川:そうですね、先を見据えて「この領域に挑戦します」と宣言することで、関心を集めて、他企業に「コムニコが先んじて動いている」というイメージを持ってもらうことが重要だと考えています。
Q:今後コムニコが目指す姿は、どのようなものでしょうか?
長谷川:SNS活用を考えているお客様に、1番最初に名前が挙がる会社になっていきたいと思っています。そのために「SNSマーケティングの総合代理店」として、運用支援だけでなく、広告運用やインフルエンサー起用などの幅広いサービスを提供することで実現していきたいと考えています。
最後に
みなさま、インタビュー内容はいかがでしたか?
KCBの魅力や、設立の背景に興味を持っていただけたら嬉しいです。
これからもこの新しい場所から、新たな領域に挑戦し続けるコムニコにご期待ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。