コムニコのエンジニアの働き方とコミュニケーションへのこだわり
みなさん初めまして!
コムニコの開発チームでエンジニアをしている川﨑です。
ついこの間ゴールデンウィークが明けたかと思えばもう6月ですよ。早いですね〜…。
そんな私も、未経験のエンジニアとして開発チームに所属してから1年が経ちましたが、コムニコの社員としては2018年にSNSアナリストとしてスタートを切りました。SNSアナリストとは、SNSや広告の運用で得られた成果の要因や改善策を考え、効果検証のためのレポートを作成する職種です。そんな全く違う畑からの転属なので、日々新たな発見ばかりで目から鱗を落としながら業務に取り組んでいます。
今回の記事では、そんな私たちエンジニアの働き方についてご紹介します。
コムニコではリモートワークを主体とした働き方を推進していますので、日常のコミュニケーションはテキストでのキャッチボールや音声のみの通話がほとんど。そんな環境下で、コムニコのエンジニアは一体どういった業務をしているのか、どういった働き方・コミュニケーションをしているのか…。
私自身、開発チームで1年を過ごして「これいいな!」と感じた働き方がたくさんありますので、この記事を通じて少しでもおもしろい発見があれば嬉しいです!
エンジニアの業務 〜川﨑の場合~
まずはじめに、日頃私がおこなっている業務の中から、特に紹介したいなと思う内容を洗い出してみました。
それぞれ詳しく説明します。
自社プロダクトの新機能の仕様作成・実装・テスト
私たちのチームでは、2つの自社プロダクト「コムニコ マーケティングスイート」「ATELU」を開発・運用しています。自身が担当している機能について、仕様の作成から実際の動作テストまで一貫しておこなえるので、徐々に形になっていく過程にとてもやりがいを感じますね(もちろん、1つの機能をみんなで分担して、一緒に完成形まで進めるケースもあります!)。
また、新しい機能の追加については、デザイナーだけではなくエンジニアも主体的にアイデアを出し合っています。そのため、「将来の新機能となり得るアイデア」も多種多様に集まります。
私は以前のSNSアナリストに在籍していたときから自社プロダクトのヘビーユーザーなので、「自分だったら、どんな機能があればより使いやすいと感じるか?」などといった目線で常にアンテナを張っています。
Tech 1on1
週に1回、先輩エンジニアと1対1で相談会をおこなっています。
コードを書いていく上でわからないことや技術的に困ったことなど、この相談会を通じてひとつひとつクリアにしていきます。毎回親身になって相談に乗ってくれるので、経験の浅い私にとっては非常に勉強になる時間です。
技術勉強会
こちらも週に1回、エンジニア全員が集まって毎週違った内容で勉強会を開催しています。
「プロダクトをより良くするための考え方」や「プロダクトを支える技術」をもっと深ぼってみたり、「自社プロダクトでは使われていない技術や言語」を学んだりと、開催される内容は様々です。
また、最近では「VR技術に触れてみよう!」という新たな試みとして、エンジニア全員でVR定例会なるものを開いています。VR上でも業務はできるのか?どんな交流が生まれるのか?まだまだ未知数なVRの環境に不慣れではありますが、生産性やコミュニケーション面でプラスにはたらく可能性を感じるので、もっと活用して実務レベルにまで持っていきたいなと考えています。
同期・非同期コミュニケーションの使い分け
ここまで紹介した業務はすべてリモートワークで完結するため、出社する必要はありません。
しかし、時には会社の仲間との交流やリフレッシュを兼ねて、実際にオフラインで対面して仕事をすることも大事ですよね。同じ画面を見て相談しながら業務に取り組んだり、同じ空気感の中でコミュニケーションをとったり…。私たちのチームもオンラインとオフラインをうまく使い分けて親睦を深めていますので、その中で特に私が紹介したいコミュニケーションの手法や場面を以下にまとめてみました。
詳しく紹介しますね。
オンライン
Discordでの通話、Google Meetでのビデオ会議、Microsoft Teamsでのテキストコミュニケーション。
もっと斬新な手法を取り入れているかと思いきや、一見よくあるコミュニケーション手法で、真新しさがありませんよね。強いて言えば「ZoomやSlackではない」「ゲーマー向けに特化したDiscordを使っている」くらいの違いしか挙げられないのではないでしょうか。
ここで私が最もお伝えしたいポイントは「基本的にはテキストのみのキャッチボール」という点です。
みなさんは「同期コミュニケーション」と「非同期コミュニケーション」という言葉をご存じでしょうか?
同期コミュニケーションは「リアルタイムでおこなわれるコミュニケーション(ZoomやGoogle Meet、通話など)」で、非同期コミュニケーションは「それぞれが好きなタイミングで通信をおこなうコミュニケーション(Microsoft TeamsやNotionなどのテキストのやりとり)」のことを指します。
恥ずかしながら、私は「Developers Summit 2022」で講演された「GitLab社で学んだ最高の働き方」を見て初めて知りました。
このプレゼン資料が公開された当時、ちょうど私たちエンジニアの間では「会議が多くて集中する時間の確保が難しい」「コーディングなどでわからないことがあったときに、Discordで画面共有をしながら相談する時間が長く、相手の時間を割いてしまう」といった、同期コミュニケーションによる時間管理の課題が浮上していました。この資料は、そんな私たちがまさに求めていた内容でしたね。
非同期な手段で解決できそうであれば、チャットやドキュメント間でのコミュニケーションで完結させる。お互いが手の空いているときに返事をすればいいわけですし、その会話そのものがドキュメントとして成立します。わからないことを言語化する練習にもなるので、良いことずくめですね。
結果として、会議の回数が減り、まとまった時間を以前よりも効率的に確保できるようになりました。
しかし、「じゃあ声をかけたり、通話をしたりしてはいけないの?」という見方もできてしまいますよね。決してそんなことはありません。あくまで「非同期で解決できそうなもの」だけに限った話ですので、うまくバランスをとって取り入れています(私自身チーム内で1、2を争うおしゃべり好きなので、同期コミュニケーションも積極的です!)。
また、業務外になってしまいますが、月に1回「リリースおつかれさま会」と題して食事やゲームを一緒にワイワイ楽しんでいます。
みんなで晩ごはんを持ち寄って乾杯したり、「最近サウナめっちゃ行ってますよね!」「あれ、もう1匹の猫は寝ちゃいましたか?」「今日の日本酒は〇〇です〜」といった会話が繰り広げられたり、お絵かきバトルやオンラインポーカーをしたり、大人気オールスター格闘ゲームをしたりと自由気ままな時間を過ごしています。
オフライン
実は私、高知在住なので、出社する際は東京のオフィスではなく高知のオフィス(ソーシャルメディアマネジメントセンター高知)に出社しています。しかしチームの他のみんなは東京在住なので、気軽にオフラインで交流することが難しい状況です。
ところが去年の秋、チームのリーダー椙浦による計らいにより、椙浦と、当時の私のメンター尾下の2人が高知に来てくれました!とても楽しかったですし、高知の魅力をこれでもか!というほど堪能してもらったので大満足でした。
また、桜が咲き始めたばかりの3月下旬、今度は私が東京に行きました。
東京に行った理由は全社でおこなわれるキックオフへの参加のためですが、「せっかくだから、キックオフ前日に前乗りして、みんなで日帰り旅行をしよう!」という計画を立てることになりました!
↓キックオフについては以下の記事で詳しく紹介しています!
オフラインで交流する重要性
ここまでオンラインとオフライン、それぞれのコミュニケーションを紹介してきました。
私が強く感じることは「オフラインでのコミュニケーションを通じて、オンラインでのコミュニケーションで連携が強くなり、より高い生産性を発揮できる」ということです。当たり前のことかもしれませんが、実際に会って話したことがある状態でのテキストコミュニケーションは、会話のしやすさやテキストのニュアンスの捉え方などが全然違ってきます。
特に私は未経験からエンジニアとして転属してきた身ですので、知識とコミュニケーションの両面でリモートワークに不安を感じていました。その不安も今では払拭できていますし、むしろオフラインで交流を深めた今では、リモートワークのほうが自分の力を最大限発揮できると考えています。
おわりに
開発チームに所属して1年が経ち、その過程で感じた『働き方やコミュニケーションに対する「これいいな!」』をご紹介しました。
今回の記事を通して、少しでも私たちのチームの雰囲気が伝わり、そしてリモートワーク環境下でのコミュニケーションの手法として、少しでも参考になる発見があればとても嬉しいです。
「もう少し詳しく開発業務について知りたい」という方のために、より業務内容にフォーカスした記事も公開しています。ぜひ読んでみてください!
コムニコでエンジニアとして働くことにご興味を持っていただいた方は、ぜひこちらもご覧ください。
・Webエンジニア
・テックリード
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!