自社開発プロダクトの核心 エンジニア/デザイナーの2人にインタビューしてみた
こんにちは。23卒でコムニコに入社しました齊藤一輝です。
今回は、私が所属しているプロダクトデザイン局でプロダクトを作っているエンジニアとデザイナーに話を聞きました!
各ポジションの業務内容や実際にどのように働いているのかがわかる、興味深い内容となっています。ぜひ最後までご覧ください!
座談会参加者
参加チーム:プロダクトデザイン局 開発チーム Bravo
主にSNSキャンペーン用ツール「ATELU」やInstagramチャットボットツール「autou」の開発を担当。
尾下裕亮:コムニコ入社4年目。Bravoのリーダー。スパルタンレース(5キロの道のりのなかに障害物が設置されているタフなレース)という過酷なイベントに出場しているスーパーマンのような一面も。
菊池里沙子:コムニコ入社4年目。ポメラニアンを飼っていて、ケーキ屋さんやアフタヌーンティーなどのスイーツをチームメンバーに訴求中。
■インタビュアー
齊藤一輝:プロダクトデザイン局 グロースチーム セールス。最近は二郎系ラーメンばかりを食している。でも少食。
デザイナー、エンジニアはそれぞれどんなポジション?
−まずはそれぞれのポジションの業務内容や役割を教えてください。
菊池:基本的には担当しているプロダクトの機能改善の計画を建てて、デザインを行ってエンジニアに渡す役割を担当しています。
-プロダクトの開発や機能追加の1歩目はデザイナーの方が動きだして始まるといった感じでしょうか?
尾下:そうですね。計画やそもそもどのような機能が必要かといったところを考えるのは、デザイナーがメインになるかなと思います。
−ありがとうございます。続いてエンジニアの業務内容をうかがってもいいですか?
尾下:基本的には開発業務がメインです。新しい機能の場合はデザイナーから出てきたデザインをもとに、実際に開発を進めていくというのが主かなと思います。
流れとしては、デザイナーから上がってきたデザインを見て実現可能なものかどうか、どのくらいの期間が必要なのか判断します。そのあと、誰が担当するかを決定して作業を進めています。開発に着手したときにやりたかったことが満たせているのか、ユーザーの要件を満たせているのか確認をして、最終調整した上でリリースしています。
エンジニアとデザイナーの連携方法
−かなり密な連携が必要になってくる関係性かなと思うのですが、こまめに定例ミーティングなどをされているんですか?
尾下:MetaLifeというコミュニケーションツール上で、毎日固まって作業しているので、チーム全員がお互い声を聞ける状態になってますね。チーム内で常に気軽にコミュニケーションを取っていて、ポジション関係なく相談できる環境になっています。
大幅な仕様変更などカジュアルな相談で収まらない場合はミーティングを設けて話し合っています。
−常に相談できるようになっているんですね。
尾下:そうですね。個別に相談が必要な場合もMetaLifeで相談できるので、普段からコミュニケーションをとっています。
−では、普段から連携が密にとれている状態のなかで、意識的に気をつけていることはありますか?
菊池:Bravoでは2つのプロダクトを担当しているので、状況を共有しつつ優先度を第一に伝えるようにしています。日々状況が変わるので、今着手するべきタスクなのかどうかの見極めを大事にしています。
−たしかにセールスとして働いているなかでも、優先度を非常に重要視されているなという印象がありました。機能開発のアイデアを考える際に、セールスなど他チームと連携してユーザーのニーズをヒアリングして、お客さんのニーズがある部分に対して動いてくださっているので、とても頼もしいです!
−ちなみに、プロダクトの機能開発以外の部分でもコミュニケーションをとる場面はありますか?
尾下:Bravoは週1で出社日を決めて直接コミュニケーションをとっています。ミーティングが終わったあとタスクに余裕があれば、ボードゲームをしたり神社に行ったりして息抜きしてます(笑)コミュニケーションも活発になるし、仕事のときにみんな意見が言いやすくなっていいかなと思っています。
−ボードゲームなどをすることでいい影響がでているなと思う点はありますか?
尾下:普段の仕事のときでも壁がなくなったり、カジュアルに意見が出せる雰囲気がつくれたりしているかなと思っています。
Bravoとしての動き
−今日はエンジニア×デザイナーという形で座談会を組ませていただいたのですが、お話しを伺うと1つのチームで動いているという印象を強く感じています。
尾下:たしかに。
菊池:Bravoでは誰がどの業務をやるか決まっているのではなく、手が空いている人がその業務にチャレンジしていく、という形をとっています。2プロダクトあるので、業務が属人化していると対応が遅くなってユーザーに影響が出てしまう可能性があるので、対応できる人がチャレンジしていくスタイルにして、それぞれがボールを拾える範囲を広く持とうという意識はあります。
−たしかに、2プロダクトだと対応する範囲が多いですよね…!いつも「どうやってあの人数でこんなすごいプロダクト作ってるんだろう…」と思っています。
菊池:ユーザーに影響がでないように、最適な形を考えた結果たどり着いた、というところですかね。まだ発展途上なので、今後も状況に合わせてより良い形を模索していきたいです!
−菊池さんは普段デザイナーとしての業務が主だと思いますが、エンジニアの業務を担当される場面もあるんですか?
菊池:プロダクト内のテキストの変更やアイコンの差し替えとか、忙しいなかでエンジニアに対応してもらうほどでもないな、という変更は自分で対応することもありますね。いろいろな作業を担当することによって、プロダクトがどういった構造になっているのか把握できるので、話し合いをするときに連携がしやすくなるメリットはあるかなと感じています。
−ポジションの垣根を超えてプロダクトを作ることでいい影響が出ているのですね。
他にもチーム一丸となって開発を行うことによるメリットを感じている部分はありますか?
菊池:一番はお互いの大変さがわかるので、作業を進めるときに、リスペクトを持って取り組めることです。
尾下:それはありますね。大事だと思います。「デザイナー的には絶対にこのデザインにしたいんだろうけど、エンジニア的にはそれを実現するためには10倍の工数がかかっちゃうな」といった場面が出てきたときに、お互いにリスペクトや理解があると、いい感じの落とし所の調整ができるようになるので、結構大事なポイントになってるかなと思います。
今後の開発チームに求めるメンバー像
−どんどん新しいメンバーが入ってきているプロダクトデザイン局ですが、これまでに加わってきたメンバーのなかでいいなと思ったポイントや、今後こんな人に加わって欲しいなといったイメージはありますか?
尾下:今は人がどんどん加わってくれているので、逆に体制が整いきっていない面があります。なので、一緒に体制を整えていける人がいいですね!エンジニアでいうと開発だけでなく、チームをよくするための仕組み作りや採用活動などに積極的で、チームビルディング的な部分も一緒にできる人を求めています。そういう人の方が、結果的にチームとしての仕事をしやすいと思うので、そんな人と一緒に仕事したいなという風に考えていますね。
細かいルールの明文化などができていない状態なので、属人化しないための仕組み作りを行っていきたいです。
−デザイナーの立場から見て、コムニコの開発チームにフィットしそうな人物像はありますか?
菊池:いろんな人がいるな、というのがプロダクトデザイン局の一番の印象なので、コレ!というのは難しいですね...ただ、いろんなことに興味を持てる人というのはあるかな。1つの決めたことを極めるイメージというよりも、いろんなことにチャレンジすることを楽しいと思える人のほうが合っているのかな、と思います。
−なるほど…そのイメージは先ほどのチーム全体でさまざまなタスクに取り組んでいるという背景が大きいのでしょうか?
菊池:業務に当たっているなかで感じる点として、常に1つのタスクを用意し続けるのが難しいという点がありますね。プラットフォームの影響でAPI関連の変更対応が続く時期があれば、プロダクトの使いやすさを改善していく時期もあるので、常に同じ業務をやっていればいいという状態にはなかなかなりません。やはり何をやっていても、プロダクト開発に携わることに楽しさを感じられる人の方がフィットすると思います。
ただ、BravoとAlfa(もう1つの開発チーム)でキャラクターが違うと思っていて、Alfaメンバーのほうが職人っぽいメンバーが揃っています。Bravoとは真逆で、得意分野に特化して対応しているメンバーがいる印象です。
−Bravoとは真逆なんですね!
菊池:対応するプロダクトが1つの分、そういうメンバーがいる方が安定するのかなと思っています。Alfaが対応しているプロダクトは歴史が長いので、その点でも安定しています。
他チームとの連携
−ここまでは2人が所属するBravoチームのお話をうかがってきましたが、もう1つの開発チームAlfaや他の局との連携・交流についてもお聞きしたいです!
尾下:業務内での接点や交流についてもないことはないのですが、多くはない状態です。次のクォーター以降でもっと接点が持てるような体制を整えていきたいなと思っています。現状は隔週で両チームのエンジニアで集まって、ナレッジの共有会を行っています。あとは、採用などはチームで横断的に取り組む動きがあるので、一定の連携や交流はあります。ただ、メンバーによっては関わりが少ない部分もあると思うので、出社日を揃えたりして、そういった点の改善を行っています。
−他チームとの情報共有という点でいうと、プロダクトの知識共有も最近取り組まれているイメージが強いです。
尾下:これまではチーム内での知見共有にとどまっていて、他チームとの交流をあまり意識できていなかったなという部分があります。仕事をしやすくするためのプロダクトの知識共有を全社に向けてやってみようと思って、菊池さんと2人で相談して進めました。
菊池:開発チームはプロダクトデザイン局外との関わりがないまま仕事していることが多いので、どんどんプロダクトデザイン局の人以外ともコミュニケーションとっていきたいです。接点がないと質問とかもしにくいと思うので、プロダクトデザイン局以外の人も質問しやすい状態になったらいいなと思っています。“プロダクトのことで困ったときだけ相談する相手”だと話しかけづらいかな、と思うので(笑)
開発チームの今後の展望
−今後の展望として考えているチームの規模感や組織構造があったら教えてください!
尾下:個人的には1プロダクトにつき1チームで対応していける形になっていきたいなと思います。Bravoで2プロダクトを担当しているという経験から、1プロダクトに集中して取り組めるほうが開発スピードが上げられるのかなと考えています。メンバーが増えすぎても生産性が落ちてしまうという点はあると思うので、大きいチームが1つあるというよりも小規模~中規模のチームが複数ある状態の方がいいのかなと思ったりしています。
終わりに
尾下さん、菊池さんありがとうございました!
開発チームが作るプロダクトがあってこそのプロダクトデザイン局なので、開発の進め方やチームでの取り組みが聞けてとても勉強になりました。開発チームが作ったプロダクトで、多くのお客様のお役に立てるように、僕もセールスとして一層頑張ります!
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