マネージャーインタビュー【プロダクトデザイン局編】
こんにちは。24新卒の萩原です。
今回から、コムニコの各局のマネージャーインタビューをお届けします!
第1弾はプロダクトデザイン局(以下、PD局)のマネージャー2名をお迎えしてお話を伺ってきました。PD局のマネージャー陣はどのようなことを考えて、チーム作りやマネジメントをしているのかをお伝えします!
■PD局のお仕事って?
PD局は自社プロダクトの開発や営業、導入支援を担う部署です。
現在はグロースチームと開発チーム2チーム体制となっており、グロースチームにはSaaSセールスチーム、カスタマーサクセスチームに分かれています。開発チームはエンジニア、カスタマーサポート、UI/UXデザイナーに分かれています。
~具体的な業務内容~
【グロースチーム】
∟①SaaSセールス:見込み顧客への新規営業
②カスタマーサクセス:ツール利用のためのキックオフ実施、サービス・事例・新機能などのご案内、ヘルススコアを基に活用提案実施、契約更新時の対応・管理
【開発チーム】
∟①エンジニア:プロダクトの開発・改善・アイデア発案
②カスタマーサポート:問い合わせ応対、ヘルプコンテンツの作成・更新、アップデート告知の作成・配信
③UI/UXデザイナー:WebアプリケーションのUIデザイン、マーケティングやロモー ションで必要なクリエイティブの制作、UIデザインの効果測定・ 改善提案
■自己紹介
・北島 大郷(左):2019年1月入社。プロダクトデザイン局 グロースチーム マネージャー。
・尾下 裕亮(右):2020年4月入社。プロダクトデザイン局 開発チーム マネージャー。
■お二人の入社から現在までのキャリアステップについて教えてください。
北島:僕の場合は、そもそも入社したときはビジネスデベロップメント局(以下、BD局)でした。BD局は今と組織体制が違っていて、新規の運用代行案件とプロダクト案件をどっちも取ってくるセールスチームと、受注案件を運用するコンサルティングチームがあって、僕はセールスチームとして入社しました。そこで約2年間働き、プロダクトの販売営業も結構得意になりました。
また、当時のPD局は、以下の組織体制でした。
・エンジニア:複数名
・カスタマーサポート:複数名
・カスタマーサクセス:1名
そんな中、2022年の4月から、新たな新規獲得チームを設けるという話がありました。そこに興味があることを伝えたら、新チームのマネージャーポジションを任せてもらえることになり、2022年の4月からセールスのマネージャーとしてPD局配属になりました!
ちなみに、当時のセールスメンバーは僕と、セールスとして4月の同じ月に入社した1人、カスタマーサクセスに所属している1人(当時のマネージャー)の3人だけだったんです。そこにセールスとカスタマーサクセスともに、それぞれメンバーが入ってきて、今でいうと10人ぐらいになっています。
また、昨年からセールスに加え、カスタマーサクセスもグロースチームとして両方見ています。
ー「尾下さんが開発チームとして入られた経緯や、マネージャーの役職に就くまでの流れをお伺いしてもいいですか?」
尾下:僕の場合は、2020年4月に転職してコムニコにいちエンジニアとして入社しました。そこから約2年間は、コムニコマーケティングスイートとATELUの開発をずっとやっていていました。2021年7月あたりから、ATELUの開発とエンジニアの採用に関して、リーダー的なポジションを担うようになりました。
2022年10月頃にはメンバーも増えてきたのと、新プロダクトのautouを開発する話が出てきました。そこで、コムニコ マーケティングスイートを開発するチームと、ATELU+autouを開発するチームに分けましょうって話が出て、僕は後者のチームで開発を引っ張っていき、2023年4月から正式にリーダーになりました。リーダーになってからは、採用やチームビルディングに主体的に関わっており、2024年2月にマネージャーになりました。採用したメンバーたちのオンボーディングを行い、そのまま組織を見る流れにシフトしていきましたね。
ーいちエンジニアとして入社されて、そこからリーダーを経験されて、autouの開発や採用活動に携わり結果を残して、マネージャーに抜擢されたんですね。
■各チームの特色や、メンバーにはどんな人がいますか?
①グロースチーム
北島:セールスのメンバーはひとりひとりの個性が立っているので、タイプが違う人が多いです。感情表現豊かなタイプと、穏やかなタイプがバランスよくいて、考えているときの価値判断も結構違うところがあります。そうなることを良しとして採用をしているので、セールスはさまざまなタイプのメンバーが混ざるようにしています。
カスタマーサクセスは穏やかで協調性に長けている人が揃っているところが特徴的です。
ーたしかに、セールスの一輝さんは、仕事のオンオフの切り替えがいい意味でギャップがあるのを隣の席で見たことがあったので、そういうタイプの方が多いのかなって思いましたね。サクセスのくるみんさんは協調性の塊!という印象があります。
②開発チーム
尾下:おそらく、一般的なエンジニアのイメージとしては「技術に特化している」と思われがちですが、PD局のエンジニアは技術っていうよりは、プロダクトにこだわりを持つメンバーが多いかなと思っています。なので、「何か新しい技術を試したいんです。出来上がったものはどうでもいいです」っていう感じではなく、ちゃんと「何ができるか。ユーザーの使い勝手は本当にこれでいいのか」みたいなところを追求するメンバーが多いですね。そういうメンバーが集まっているので、「プロダクトのクオリティを上げるためにどうすればいいんだろう」といった議論を活発におこなっています。
ーありがとうございます。ちょうどコムニコ マーケティングスイートにTikTokが追加されましたよね。
尾下:そうですね!使い勝手にこだわりながら開発を進めてくれたと思います。7月末にはATELUでもTikTokキャンペーン機能が追加されたので、お客様に使っていただけると嬉しいです!
■マネージャーとして、メンバーのマネジメントや組織作りをしているときに考えていることや、意識していることはありますか?
①グロースチーム
北島:グロースチームでは、セールスとカスタマーサクセスってやっぱりやることや方向性が違うんですけど、それぞれ、根底は働きながら市場価値を上げていこうっていうメッセージを伝えています。
セールスだったら、常に営業手法をどんどんアップデートして、よりレベルを高いものにする。カスタマーサクセスは、リーダーの山崎健吾くんが”カスタマーサクセスはこうあるべき”という確固たる信念を持っており、彼の価値観に添いながら向上心を持ってやっていこうと発信しています。そして、ひとりひとり、「自分はマネジメントをやっていきたい」とか、「プロフェッショナルとしてセールスやサクセスを突き詰めていきたい」という方向性が違うところもあります。その人達の市場価値を上げるためにはどういったところを伸ばしたら良いかとか、どういったところを改善したら良いかを考えてフィードバックをすることを意識しています。
ー組織としてマネジメントをしていく場合はいかがでしょうか?
北島:セールスとサクセスでビジョンを設け、みんなで1つの目標として目指しています。そのうえで、「本人がどうしたいのか」というひとりひとりのキャリアパス寄り添うようにしています。
②開発チーム
尾下:エンジニアって市場価値を気にする人が多いと思っています。なので、基本的には各メンバーの市場価値が上がるようなサポートをするところは意識してますね。
具体的には、リーダーだったときから意識していることがあるんですけど、もともと僕自身もエンジニアとして開発をやっていたので、難易度が高い開発はやっていて楽しいし、自分でやりたいという気持ちが出てきてしまいます。でも、その気持ちをグッとこらえて、難しめの実装や調査を他の人に任せるというところは意識しています。そうすることで、メンバーの成長につながり、これによって長期的に見たときに、チームとしての力もつくと考えています。なので、メンバーにはちょっと難しめのタスクをアサインしています!
ーなるほど。それでは、開発チームも市場価値を上げるにはどのようにすればいいのかというところをかなり重要視しているんですね。
尾下:そうです。あともう一つ、トップダウンにならないようにするところは、かなり意識しています。例えば、開発中にメンバーから、「この技術のほうが…」とか、「こういう実装方法の方がいい」という話が挙がってくることがあります。こういった場合に、メンバーの意見をしっかりと取り入れることで、メンバーが持っている僕の知らない知識も吸い上げて、僕自身がチームの成長の障害にならないように気をつけています。
そして、メンバーの長所をうまく吸い上げて、それをチームに適用することも考えています。
ーメンバーの意見の吸い上げはどれくらいの頻度でやっていますか?
尾下:開発チームはAlfa(コムニコ マーケティングスイート開発チーム)とBravo(ATELU・autou開発チーム)で2チームに分かれて、2週間に1回振り返りをやっています。その区切りの中で、良かった点、悪かった点、改善したい点などを毎回メンバーに出してもらっています。解決策も僕だけが考えるんじゃなくて、メンバー全員で考えて、どうチームを良くしていくかを試行錯誤しています。
ーグロースチームでもマネジメント全体で行っていることはありますか?
大郷:グロースチーム全体としては、定例の会議は週1で、セールスとサクセスは、基本的に日次でそれぞれのグループで定例MTGをやっています。
■PD局で働く人に求めること、働くうえでのスタンスなどをそれぞれ教えてください
①グロースチーム
北島:グロースチームはセールスとサクセスでそれぞれ4つあります。SaaSセールスではVisionとして「ハイレベルな営業組織:SaaSセールス3.0」(顧客の導入・成功事例に加え、当初予期しなかった副産物などをもとに、顧客の成功に繋がる提案を行う。)を目指しているので、プロフェッショナル、成長志向、競争と共創、高生産性をスタンスとして掲げています。なので、これらのことは面接で来られた方を見る1つの観点だとは思っています。
ー特にこの中で一番注目してるポイントはありますか?
北島:強いていえば成長志向かな。それが全ての原動力になってくれていればいいなと思います。
ーそれでは、サクセスチームのスタンスはいかがでしょうか?
北島:サクセスでは、Visionとして「成功と信頼を勝ち取るツール運用のパートナー」を掲げており、スタンスとしては関係構築力、協調性、コンピタンス、論理的・多角的な提案を掲げています。
ー特にカスタマーサクセスは、契約を継続していただくための「最後の砦」という印象がありますが、そこで協調性が必要とされるということですか?
北島:そうだね。チームメンバーや社内での連携はもちろん、社外と業務をおこなうこともあるので、連携をするうえで必要です。あとはお客さまにどれだけ寄り添えるかみたいなところっていうのが、何かトラブルが起こる前に関係を構築していくうえで大切なので、そこでも協調性は重要だね。
ートラブルが起きたときに関係を構築しているか否かで、案件が無くなってしまうということはありそうですよね。
北島:全然ありますね。なので、カスタマーサクセスは「幅広く・深く」やらなければならないところではあると思います。
②開発チーム
尾下:基本開発職はスキル重視で見ているので、コムニコ入社後に活躍いただける専門スキル、ポテンシャルがあるかはしっかり確認しています。それ以外のところでいうと、何かユーザー目線で開発したことがあるか・開発したいかは結構見ていますね。
コムニコのプロダクトは使い勝手を強みにしているので、やっぱりプロダクトにこだわりを持っていなかったり、そこに興味がないような人だったりするとコムニコにはマッチしないかなと思っています。なので、ユーザー目線で開発したことがあるか・開発したいかみたいなところは重要視してます。
あとは、開発メンバーはまだプロダクトの規模に対しての人数は少ない方だと思っているので、受け身ではなく、主体性を持って仕事できる人がいいですね。プロダクトを良くするために、アイデアややりたいことを提案して動ける人だとうちの現場にいると楽しいと思うので、そういう人かどうかっていうところも見ていますね。
ー選考でスキルを確認する際には、どういうことを意識しながらポートフォリオを開発していたのかも聞いていますか?
尾下:そうですね。ポートフォリオを作っている人はそういう感じで聞いています。ポートフォリオを作っている人の方が印象はいいのですが、そこまで作り込んできているエンジニアってあまりいないので、その場合は選考フローで技術スキルをチェックできるようにしています。
技術試験を選考フローの中で用意していて、解いた問題について、工夫した点などを質問し、どういうところに関心があるのかを確認していますね。
前の職場が忙しすぎて、優秀なのにポートフォリオを作る時間がない場合もあると思うので、そういう人もカバーできるように工夫しています!
ーありがとうございます。ユーザー目線での開発と、主体性が大切なんですね。
■これからPD局をどんなチームにしていきたいですか?
①グロースチーム
北島:ビジネスサイド的な観点でいうと、方向としては2つあります。1つはマーケットで、もう1つは社内です。マーケットでいうと、全てのプロダクト(コムニコ マーケティングスイート・autou・ATELU)をそれぞれのマーケット内でトップシェアにしていきたいですね。特に、コムニコ マーケティングスイートとautouは契約件数をもっと伸ばしたいと考えています。
社内でいうと、PD局内のリーダー陣以上のメンバーで一度、ビジョンミーティングを行っており、その際に出された
Vision「愛されるプロダクトで業界を牽引していく」
Mission「グループの成長を加速させる原動力になる」
を意識していきたいと思っています。
ーこれらを実現するために、各メンバーの市場価値を上げつつ、マネジメントも各チームやメンバーにしているんですね。
②開発チーム
尾下:Visionは今、大郷さんがおっしゃったところが軸としてあるんですけど、開発チームというところでいうと、プロダクトに誇りと自信を持ち、メンバーが心から開発を楽しめる状態になっていればいいなと思っています。
そのために、新しいことを試すのもいいですし、ユーザーを喜ばせるためにいろいろ試行錯誤するのもいいと考えています。ユーザーに高い価値を与えることができているという自信から、「自分たちも心から楽しめているよね」という状態になっていきたいです。
そういうチームになっていれば、結果的にパフォーマンスも高くなり、良いものが作れると思っているので、そこを目指して頑張っていきます!
ーこれこそ主体性を持って仕事ができる人という点と、なるべくメンバーそれぞれの意見を取り入れてやっていくという点にも通ずるものですよね。
尾下:そうですね。「言われたからやる」だと楽しくないし、楽しめない部分もあると思うので、それぞれが納得した状態で進めていくことが大事だと考えています。それがやりがいにもつながると思うので、チームとして意識していきます!
■終わりに
いかがでしたか?グロースチーム・開発チームともに、仕事の裁量が大きい中で、素敵なマネージャー陣が成長を後押ししてくれる部署だと感じ、自分自身の市場価値を上げたい人には素晴らしい環境だと思いました。PD局のビジョンに共感し、コムニコで一緒に働きたい!と思ってくれた方はぜひこちらをご覧ください。
次回のマネージャーインタビューは、新規顧客の獲得・SNS運用支援を担うビジネスデベロップメント局を予定しています。お楽しみに!
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