趣味を仕事にしようとして新しい表彰制度を作った話
今回、at comnico執筆にあたり、大枠の文章構成を検討した後に、以下はBingAIを使って池井戸潤風の文体にしてみました。
私はデータサイエンスチームの李だ。今回は、自分で考えた新しい社内制度について話したいと思う。
新しい社内表彰を企画した理由。建前編
コムニコでは毎月、M.R.P. (Most Remarkable Person)という賞を設けている。これは、メンバー全員からの投票で「今月最も頑張った!」と思われる人を選んで表彰する制度だ。素晴らしい制度だと思う。でも、ちょっとだけ気になることがあった。
コムニコのユニークな制度紹介ページには、「数字に表れない努力も認められるべき!」と書かれている。その通りだと思う。だが、毎月1位になれなくても、常に2位だったり、感謝されているけれども表彰されない人もいるんじゃないかと思ったんだ。そんな人たちももっと評価されるべきだと思わないか?
イギリスの経済学者ベンサムさんは「最大多数の最大幸福」を目指していたそうだ。 私もそうありたいと思っている。
そこで、どうすればそれらの人々をもっと称えることができるかを考えた。結論は簡単だった。年間の得票数で表彰すればいいんだ。年間1位だけじゃなく、上位10%くらいまで表彰すれば、もっと多くの人が喜ぶんじゃないかと思ったんだ。
これが私が新しく作ろうとした社内表彰制度の始まりだ。
新しい社内表彰を企画した理由。立志編
(これまでのあらすじ。疑問があるなら自分でやればいいじゃないかと思って、新しい制度を作ろうと決めた)
次にやらなければならなかったことは、上司にプレゼンテーションして承認を得ることだった。心配するな。私にはやる気がある。ただし、上司を納得させるためのデータが足りなかった。 今まで社内の表彰制度が社員のモチベーションにどう影響しているかを調べたことはなかった。データがなければ、作ればいいんだ。
日本の実業家の江副さんは「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」と言っていたそうだ。私もそうありたいと思っている。
そこで、まずは非公式にコムニコのステッカーを作ってみた。M.R.P.で合計10票以上獲得した社員にステッカーをプレゼントするというものだ。これは私の趣味でもある。デザインが好きで、Adobeも使えるから、自分の好きなように作れるんだ。もちろん、非公式だから自腹だったけれどね。
ステッカーを配った後、社員にアンケートを実施した。すると、非公式でも表彰されることで仕事へのモチベーションが上がったという回答が多かった。これでデータが手に入った。あとは資料を作ってプレゼンするだけだ。
新しい社内表彰を企画した理由。打算編
(これまでのあらすじ。データも揃えて、新しい制度のプレゼンをしようと思っている)
私は元々デザインが好きだった。29歳のときに会社を辞めてデザイン系の専門学校に入り直したこともある。そこからしばらくはプロダクトデザインの事務所で働いていた。ものづくりが好きで、社内表彰制度を作って副賞のノベルティを自分でつくれたら楽しいと思っていた。
ただ、【新しい表彰制度をつくる】、【長く続けられるようにシステム化する】、【副賞を企画してデザインする】というのは本来の私の仕事ではないから、基本的には業務時間外でやっていた。これからも毎年実施するとなると、副賞のノベルティデザインは外注した方が効率的だろう。業務時間外でやるべきことだし。 そして、その外注先を私にすれば、私の副業になるんじゃないかと思ったんだ。 この点もプレゼンに盛り込もうと思った。 好きなことで生きていくのはYouTuberだけじゃないと気づいたんだ。
というわけで、上司にプレゼンテーションを行った。プレゼンでは、表彰する人数を増やすことで社員のモチベーションがどれだけ高まるか、また、副賞を用意するメリットや必要性、特にデザインを外注する理由を丁寧に説明した。結果、企画は承認された。
ただし、外注の話は却下された。 このあたりはまた別の機会に挑戦したいと思う。
ちなみに【普段使いしてもらえるかどうか】という観点から賞品はタンブラーとなり、デザインは社内のデザイナーに協力してもらうことになった。
この場を借りてお礼申し上げたい。
第1位には合わせてトロフィーも授与する。
トロフィーは一度作ってみたかったので良い経験が出来た。
新しい社内制度を進めるにあたって苦労したこと
新しい社内制度を進めるにあたって苦労したことは、正直言って少なかった。自分の思い描いたビジョンを実現するために、熱意と説得力を持ってプレゼンテーションを重ねた。上司からは「やりたいことは分かったが、自分外注計画は却下だ」と一蹴されたが、それ以外はほぼ了承を得ることができた。自分の仕事に対する情熱が伝わったのだろう。それに、この制度に賛同してくれる仲間も多かった。一緒に企画書を作ったり、意見交換をしたり、ときには飲みに行ったりして、チームワークを高めていった。副賞の内容については、最初はあれこれと考えすぎてしまって、絞り込むのに苦労した。ビーチサンダルや金塊、オリジナルテーマソングを作れる権利など、ありとあらゆる案が出てきたが、結局は参加者のニーズに合わせてシンプルなものにした。関係者の皆さんの協力があってこそ、この制度は完成したのだ。感謝の気持ちでいっぱいだ。
受賞者上位3名に聞いてみた
これまで、いろいろと述べさせていただいたが、ここで受賞者からのコメントについてももらっているので紹介したいと思う。
今回は、社内投票制度でもっとも重要なのではないかと思われるコミュニケーションについて聞いてみた。
畑勇気(1位):
昨年はリーダーとして、特にユニットメンバーとのコミュニケーションを意識していた一年だったと思います。私が地方に住んでおりオフラインで会える機会が少なかったので、オンラインで会話する機会を増やしていました。
メンバーには、対面で話すより不便な思いをさせてしまったのですが、リモートワークが多い環境下だと、日々の地道なコミュニケーションが大事だと感じています。
他チームとのコミュニケーションで言うと、MTGに参加する際には何かしら自分の意見を言うようにしたり、カメラをオンにして表情でリアクションしたりするなどは意識していました。
普段オフラインで会えない分、存在感を出すのは大事ですね(笑)
これからも感謝の気持ちを忘れず、社内外の方とワンチームになれるようなコミュニケーションを取っていきたいと思います。
伊藤祥子(2位):
M.R.P.で年間2位の投票数をいただけて純粋にうれしい反面、入社1年目だったこの期間は個人的には反省点も多かったので、関わってくださった方や投票してくれたメンバーの皆さんこそ!本当に素敵です…!という気持ちです。
M.R.P.は毎回テーマが決まっているので、「コミュニケーションがうまくいっているから投票数が多い」というわけではない部分もあるかと思いますが、
私がコミュニケーションを取る際に心がけているのは、
・相手が話しやすい場を作ること
→本題に入る前にできる限り雑談や、個人的な話をして場を和ませる
・相手の話を一旦聞くこと
→相手が何を伝えようとしているのか、どういう意図でそう話しているのかを考える
・意図がわからなかった場合は、素直に質問する
→知ったかぶりや萎縮はせず、相手が誰でも分からないときには質問する
・相手が理解できる言葉で話す
→自分の物差しで測らず、相手に合わせて理由や背景まできちんと説明できればと思っています。これに関してはまだまだできてないなと反省中。
・メールやチャットでのやりとり「だけ」にせず、なるべく電話やWeb会議で話すこと
→テキストでうまく通じないことでも直接話せば解決することが多いのと、ニュアンスが伝わりやすいのでクライアントにもメンバーにもすぐ電話します。
などです。
特別なことは特にしていなくて、ビジネスシーンでよく言われることばかりだと思います。
これまで生きてきて、顔や話し方が怖いとよく言われていたので、コムニコではなるべく笑うように頑張ってます(笑)
あともうひとつあげるとすれば、クライアントにとってもメンバーにとっても、「なんでも話したくなる相手」でありたいなと思って行動しています。
吉澤未来(3位):
前提としてコムニコードを意識し続けながら、コミュニケーションや業務を行うようにしていますが、相手の立場に立って考えたときに、気持ちのよいコミュニケーションと思っていただけるように意識しています。何かを依頼いただいた際は、単純に引き受けるのではなく「もちろんやります」とポジティブな姿勢を見せ、こちらから依頼する際は、相手の状況をリサーチした上でコンタクトを取るようにしています。また、できる限りひとりで仕事を抱えず、周りの人を巻き込むようにしています。相手のよいところを探し、その方が無理なく力を発揮できる環境を考えながら協力を仰ぎつつ、自分の存在をアピールしています!
まとめ
今回、ちょっとした疑問点から表彰制度をつくるに至ったが、 コムニコはやる理由やその根拠が明確であれば、自由にやらせてくれる会社なんだなと思う。
何かを企画・発信するには、根拠に基づいた提案と、最後までやりきる責任感は必要だが、 会社のリソースを使って好きなことができるっていうことがもっと広まってほしいなと思うし、コムニコにはその土壌があるなと感じたイベントだった。
社内で【こんなことがやってみたい】と考えている人にも、これからコムニコに入社してみたいと思ってくれている方にも、自分の行動に制限をかけずに自由に仕事の幅を広げていいんだと思ってもらえれば幸いだ。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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